いまメダカブームが再到来してメダカを飼育する人が増えています。今回の記事ではメダカの卵の孵らし方と稚魚の育て方をテーマに書いていきます。
メダカを飼育していると産卵というイベントはつきものです。
産卵の際にどの様にして、メダカにとって良い環境を作ってあげるか皆さん興味があると思います。短い記事になりますので、ぜひ最後まで読んで下さい。
目次
メダカが産卵した卵の孵らし方
メダカを飼い繁殖期を迎えました。その際どの様にメダカにとって良い環境を作るか。メダカの飼育の醍醐味でもあります。
メダカの繁殖について
雄一匹と、雌一匹を同じ水槽で飼育していたとしても、二匹の相性問題等により繁殖しない可能性があるので。水槽内にメダカが10匹(雄五匹、雌五匹)おれば繁殖はできるでしょう。
繁殖させるつもりであるなら、現在飼育している水槽とは別にもう一つ水槽を用意しましょう。何故かというとメダカの親は稚魚を餌と勘違いして食べるからです。なので稚魚と親メダカを別で育てるために二個水槽が要ります。
メダカの産卵
メスのメダカが産卵するとお腹に卵を付けた状態で生活し、しばらくすると水草等に卵を付けます。それが孵化して稚魚が生まれます。
メダカの産卵条件
- 水温が20度以上、日照時間が12時間以上(太陽光、植物用ランプでも可)
- 屋外環境では4月から10月の間に産卵
産卵後の卵の管理について
産卵した卵を別の水槽に移すために卵を採る必要があります。ここでは二種類の方法を教えます。
メダカの雌から直接卵を採る方法
メダカの雌は産卵した直後は自分のお腹に卵を付けているのでこれを直接採る方法です。
この方法は雌のメダカを直接触って卵を網や、ティッシュなどで採るのでメダカの負荷が大きいです。
ですがどの個体から採取したのかわかるのが長所です。
水草等から卵を間接的に採る方法
僕はこれから教える卵の採り方を一番おすすめします。
雌のメダカは産卵した後、自分のお腹に卵を付けます。その後水草などに卵を付けます。
なので水草等の卵を付けれるようなものを入れておき、卵が付着したらそれを別の水槽に移します。
この方法が一番安全でメダカの雌を傷つけることもありません。
卵の孵化
卵の孵化は通常一週間から二週間程です。
卵を孵化させるときに気を付けること
卵を孵化させる水槽は、出来るだけ大きなものを使ってください。小さい水槽だと水質がすぐに悪くなるのと、奇形児や弱い個体が生まれます。
大きな水槽で水草などを入れてあげるのがベストです。
その際に水の循環を良くしてあげるのと、十分な酸素の供給のためにエアレーション(ブクブク)を用意するのもありでしょう。
メダカの稚魚の育て方
卵から孵化したメダカは針子と呼ばれます。針子は非常に弱く二週間程度生き残れば生存率がかなり上がります。
針子は生まれてから三日ほどはお腹にある袋の中の栄養で生きていきます。ですがその後に自分で栄養をとらなければならなくなります。
そのときにどの様な餌をあげればよいのかが問題になります。これからメダカの稚魚の餌について教えます
メダカの稚魚の餌
稚魚は私たちが肉眼で見えるサイズの餌を食べません。なので少し変わった餌を与える必要があります。
PSB 光合成細菌
PSB光合成細菌は、豊富な栄養が含まれており、アミノ酸やビタミンをPSB光合成細菌から摂取できます。なので稚魚の栄養源としてよく使われています。
パウダー系の餌
稚魚用のパウダー系の餌はネット通販ですぐに入手できるのでおすすめです。
パウダー系の餌を使う理由は、稚魚は大きな餌を食べれないので粒子状のもので食べやすくしたものでないとダメだからです。
パウダー系の餌はどこのメーカーのでもかまいません。神経質になる必要はないと思います。
稚魚の飼育環境
稚魚の飼育環境ですが、基本的には成魚と変わりません。変わるとすれば餌の種類が違うということぐらいです。
再度言いますが、必ず親メダカとは別の水槽で飼育してあげてください。親メダカが稚魚を食べるからです。
基本的にメダカは比較的育てやすい観賞魚なのでそこまで神経質になる必要もありません。当たり前のことを当たり前にしてあげるだけです。
投稿者プロフィール
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元航空自衛隊の隊員で今は自由気ままに生きています。
メダカやアクアリウムが好きで一日中そのことばかり考えています。
YouTubeチャンネル まったりメダカをやっているので是非気が向いたら視聴してください。
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